太陽と花~思い出のひまわり~
もう、これじゃ、私が太陽君に


「好き!」って言ってるみたいじゃない!



「これ・・・。」



私は顔を見ずにクッキーを太陽君に渡す。



「えっ?これを俺に?」



「嫌ならいいよ。」



「いや、マジ嬉しい!俺、甘いの大好き!」



満面の笑みで受け取ってくれる太陽君。



本当に太陽みたいだよ・・・。



「花!」



「へっ?」



花と呼び捨てにされて私は驚いてしまった。



「食べて良い?」



「うっ、うん・・・。」



太陽君はリボンを解き、ガサガサとクッキーを手に取る。




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