太陽と花~思い出のひまわり~
「太陽君・・・。」



私は思わず声に出してしまった。



あっ、ヤバイ。



「君・・・森下さんだっけ?僕の名前を知ってるんだ?」



どうしよう・・・。



「花、何気にジュニアの事知ってるんじゃない!」



と私の耳元で囁く麻里。



「えっ・・・と、さっき誰かが話しているのを聞いたもので!」



と咄嗟に答えた嘘。



「そうだったんだぁ。」



と太陽君は信じてくれた。



「俺の噂なんて何の話だろう~?」



なんて笑って話したりして・・・



私の胸はキュンッと締め付けられるようだった。



< 66 / 225 >

この作品をシェア

pagetop