memory~君とつながるもの~

先生の言葉が頭の中を駆け巡る。

「桃香っ!!」
会いたいけど会いたくない奴、聖也が来た。


「何の話?」
「別に」
私は足早に、この場から立ち去ろうとした。

「待って!」
「ほっといて!!」
思ってもいないことを口にしてしまった。
私は我に帰り、走って逃げた。
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