携帯の向こうとReal
『あちぃ〜』
持参のうちわで
めいいっぱい仰ぐ
ユキヤ
『仰いで〜』
ぁたし
ユキヤに頼むけど
『やだ!!
俺の風〜』
『ばかユキヤ!』
『ばかリユ!!』
『ちょっとくらぃ
いーぢゃん!』
『だから俺のだって〜』
とっくみあいを
始めた二人
『うるさい!!
あんた達廊下に
立ってなさい!』
周りから
クスクス笑われて
はずぃし
ゃばぃ。。
仕方なく
廊下に出る
懲りないで
パタパタ仰いでるユキヤ
『…これってさ』
『ん?』
『すっげラッキーじゃね?』
その途端
ぁたし
カオ赤くなる
『…このまま
学校脱出しねぇ?』
『ぃーね!!』
ぁたしとユキヤ
そっと
教室確認して
抜け出す