携帯の向こうとReal

車に乗るユキヤ





ぁたしわ




ただ見てるだけ。。






いなくなっちゃぅ…





あんなに



近くにいたユキヤが。




こんなに
好きなユキヤが。





ぁたしの


知らないトコに




行っちゃぅんだ…





覚えてぉこぅ。。




ユキヤの低い声も



背の高さも



笑うトコロも



ちょっとしたしぐさも



手の温もりも…。





ユキヤを



胸に刻む。。





ユキヤわ



ぁたしに



言った。。





「大丈夫だって。
離れても携帯さえあれば

声も聞けるし
瞬時にメールだってできる
写メだって見れる。
心配すんなよ!」




「わかったょっ!!」




ぁたし



精一杯の笑顔で



ユキヤを




送り出した−…







ユキヤの乗った車が




見えなくなると





ぁたしわ




こらぇてぃた涙の分だけ





ひたすら泣いた。。





ユキヤのいない家の前で…







−暑い
  7月下旬のコトだッた−






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