優しい君の、隠れた本音
これは、何かある…。



そんな嫌な予感だけが、体中をぐるぐると駆け巡る。
今までだってユウナが自分から声を掛けて来るなんて滅多になかった。(自分で言うのも悲しいけど)

そんなユウナがわざわざ俺の席に来て、「話がある」だと?

いい話なら喜んで受けるけど、あの固い表情を見る限り、それは期待出来なそうだ。



そんな時に、黙って座ってお勉強なんか受けてらんない。



この危機的な状況を突破すべく(何が起きてるのか分からんけど!)、俺はコンピュータ室へと向かうことにした。




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