優しい君の、隠れた本音
今だって、少し。ほんの少しだけ、寂しいと思う。

二人が私の知らない二人になって、段々と遠ざかってゆくみたいで。

私は置いてかれた子供のように、途方もない気持ちを抱え込むんだ。



でも、

ユウナは私を想ってユータとの距離を置き、

ユータは私の為に本気で告白をしない。





そんな優しい二人が私を一人にしないことを、本当はもう、分かってた。





.
< 25 / 48 >

この作品をシェア

pagetop