Forever Love




そんなことを考えて教室を出ようとしたら・・・


『っキャ!』



「っうわ!!」





私は誰かにぶつかった・・・・・




「すみませんっ!大丈夫ですか?」


彼はそう言いながら手を差し出してきた。


私は一瞬、時が止まった思いがした。



ぶつかったのは・・・その声は・・・彼だったから。





気づかないはずがなかった。




だって彼に会いたくて私はこの学園に来たのだから。



でも私は気づかないフリをして、




『大丈夫です。こちらこそすみません』



そう答えた。



しかし彼は何も言わずに固まったままだった。


何も言わずに・・・・
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