キミに捧ぐ、愛の唄。
プロローグ
キミに伝えたかった。

偽りのない、このあたしの気持ちを。

ずっと、「愛してる」って言えへんままやった。


伝えたらいかん気がして。

この一線を、越えてはあかんって、
あたしキミもも分かっとったはずやのに。


神様なんておらんって、分かっとったはずなのに。

すがってしまったあたしは、都合がよくて、気分屋。

そんなあたしを本当に愛してくれたんは、キミだけやったから。




ねぇ??
なんでこんな関係なん??
キミは望んでたん??



あたしが、キミの義妹やってこと。



ねぇ??
お兄ちゃん?
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