─暴走族のお姫さま─



公園が見えなくなると
未來さんは急に
物影にあたしを
連れ込んで
ギュッとあたしを抱きしめた。



あたしは驚いて



「みっ未來さん?」



と言うと未來さんは
またギュッと抱きしめる
腕に更に力を入れて



「…可愛い
離したくねぇ」



と言ってくれた。



あたしは



やった…



可愛いって言ってもらえた…



すごく嬉しかった。



「未來さん…好き」



「一生離してやんねぇ」



と言って
軽く触れるだけの
キスを注いでくれた。











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