─暴走族のお姫さま─



それから奈美は
毎日俺に"幸せ"をきいてきた。



しつこいとは思わなかった。



答えるたびに
奈美が微笑んでくれるから
むしろ何回も答えたかった。



この時。



俺は奈美の心から
壱真の存在が
少しでも消えていってると
そう思ってた。



でもそれは
俺だけの考えに過ぎなかった。











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