─暴走族のお姫さま─



ある日。



溜まり場で
過ごしていると
奈美のケータイが鳴った。



奈美はケータイを見て
すぐにでた。



「はいっ!!もしもし!!」



「壱真…」



「やっと…声聞けた…っ」



「うん…っ…今行く…」



ケータイを切った
奈美は泣いていた。



奈美ね会話を聞けば
壱真だってすぐにわかった。



奈美は俺のとこに来て
抱きついてきた。



大丈夫。



奈美がこれから言うことは
聞かなくてもわかってる。



奈美の笑顔のために…








俺は奈美を離す───……











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