─暴走族のお姫さま─



抱きついてきた奈美を
俺もギュッと抱き締めた。



ギュッと…



強く



強く



抱き締めた



「ごめん…ありがとう…っ」



そう言うと奈美は
俺の腕からスルッと抜けて
溜まり場を出ていった。











< 187 / 564 >

この作品をシェア

pagetop