─暴走族のお姫さま─



次の日。



奈菜はまだ見つからない。



今、どこで
泣いてるんだよ?



早く



早く



そばに行きたい。



俺は電話した。



──プルルル プルルル…



ピッ…──



「はい、もしもし…」



小さな奈菜の声が聞こえた。











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