─暴走族のお姫さま─



昴さんは
完食してくれたけど
あたしはなぜか
全部食べれなかった。



あたしが残した分も
昴さんが食べてくれた。



なんでだろう…



喉を通らない。



それから3ヶ月くらい
昴さんの家に居候した。



時が経つのは
すごく遅く感じた。



月が変わるたび
捲っていくカレンダー。



一枚捲るときには
必ず



やっと1ヶ月過ぎたんだ…



そう思うようになっていた。












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