─暴走族のお姫さま─



みんなそれぞれの
想いがあって



みんなそれぞれの
過去があって



みんなそれぞれに
生きていた。



その一緒にいるなかで
お互いに無いはずの
壁を感じて



離れて



傷ついて



傷つけた。



向き合えば
こんなにも
分かり合えるのに。



あたしは
それを知ろうともしないで
ただ逃げていた。



今なら…



まだ間に合うのかな──…?











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