─暴走族のお姫さま─



──ギィ…



と重たい音と共に
溜まり場の扉が開いた。



俺は最近扉が開くと
誰よりも早く反応してしまう。



だって



奈菜かもしれないから。



扉から姿を現したのは…



奏と
















痩せた奈菜だった──…















< 305 / 564 >

この作品をシェア

pagetop