─暴走族のお姫さま─



俺は寝ている奈菜を
起こさないように抱っこして
ギュッと力強く抱き締めると
休憩室を出て車に
奈菜を抱っこしたまま
乗り込んだ。



────………
───……



しばらくして
ついたところは
奈菜の家。



奈菜は隠してたみたいだけど
俺は前から知ってた。



家のインターホンを鳴らすと
奈菜の兄貴の壱真が出てきた。



俺に抱っこされてる
奈菜を見て
壱真は驚いた。











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