─暴走族のお姫さま─



溜まり場についたら
中ではみんな静かにしていて
誰一人話してなかった。



俺は何も言わずに
いつものソファーに座った。



いつもなら隣に奈菜がいて
膝枕して寝てたり



ソファーに座って
ゲームしてる奈菜を見たり



本当に大切な時間だったんだ。



きっとこの先
奈菜を手離したことを
後悔し続ける。



でもいい。



奈菜が
幸せになれるなら。



それでいいんだ。











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