─暴走族のお姫さま─



そして未來さんは
力強い切れ長の目で
あたしの目を捕えると



「絶対に守るから
悲しませねぇから
俺の女になってほしい」



そう言った。



あたしの瞳からは
涙が出ていた。



一年前から
想ってくれていた未來さん。



守ると言ってくれた未來さん。



悲しませないと言ってくれた未來さん。



神さま…
これは運命ですか?



あたしには
運命としか思えません。



もし神さまが
未來さんとの出逢いを
運命じゃないと
言うならば
あたしは運命なんて
信じない。











< 41 / 564 >

この作品をシェア

pagetop