─暴走族のお姫さま─



────………
───……



あれから奏と奈菜の友達がきて
男たち3人を倉庫から出し
奈菜と奈菜の友達だけ倉庫にいた。



倉庫の扉を閉めると
奈菜の大きな泣き声がした。



ずっと



ずっと



強がっていたんだ。



俺は最低だ。



あんなに愛する人が
傷ついてるのに
抱き締めることしかできない。



その上



強がらせて



我慢させて



本当に











最低だ──…












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