─暴走族のお姫さま─



溜まり場につくと
薄暗くて
みんながいなかった。



奈菜は



【誰もいないね】



って言って
溜まり場の電気を
つけたときだった。



──パーンッ!…



とクラッカーの音が
溜まり場のあちこちから
聞こえてきた。



ビックリした奈菜は
俺の服をギュッと握った。



俺はビックリよりも
奈菜の行動が可愛くて
抱き締めたくなった。












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