─暴走族のお姫さま─
普段はそんなことしない
未來にあたしは
恥ずかしくなった。
【は、恥ずかしいよ…】
「いいから」
【…うん】
積極的な未來に負けて
未來に背中を向けて
未來の膝に座った。
未來はあたしのお腹に
腕を回して
ギュッと後ろから抱き締めた。
「奈菜」
【ん?】
「ずっとこうしたかった」
未來ってこんなに
甘えん坊だっけ?
そんなことを思いながらも
とても幸せな時間に感じた。
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