─暴走族のお姫さま─



普段はそんなことしない
未來にあたしは
恥ずかしくなった。



【は、恥ずかしいよ…】



「いいから」



【…うん】



積極的な未來に負けて
未來に背中を向けて
未來の膝に座った。



未來はあたしのお腹に
腕を回して
ギュッと後ろから抱き締めた。



「奈菜」



【ん?】



「ずっとこうしたかった」



未來ってこんなに
甘えん坊だっけ?



そんなことを思いながらも
とても幸せな時間に感じた。












< 510 / 564 >

この作品をシェア

pagetop