─暴走族のお姫さま─



未來の手がそっと
確かめるように
大切なものに触れるように
あたしの服の中に入ってきた。



でも怖くなかった。



震えもしなかった。



ただ幸せで



一瞬でも無駄にしたくなくて



未來をただ感じていた。



未來はキスをしながら
片方の手で服の上から胸を触り
もう片方の手で
ブラのホックを外した。



あんな男たちとは
比べ物にならないくらい
優しい未來の手。












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