俺様+妹=切ない
「にいや!!」


「お坊っちゃま。
どうしてお嬢様を叩いたのですか?」



「そ、それはね、ぼくは、ひなとけつこんしたいから……」



「おにいちゃん」



「それでしたら、お兄様としてお嬢様をお守りする事が大事でございますよ」


「う、うん。
これからは、ひなのことをまもるよ。
ひな、ごめんなさい。
パパ、ごめんなさい。
にいや、ありがとう」



「おにいちゃん。
ひなをまもってくれてパパよりカッコよくなったら、けつこんをかんがえてあげるね。
でもでも、にいやとけつこんするのもイイなぁ〜」



『あれ、パパふられちゃうのかな?』



「ひなはパパがいちばんダイスキだよ♪♪」



『パパも大好きだよ』



俺は、ひなにキスをした。



「パパ、ずるいっ!!」



しかし、この小悪魔な魅力を5才にして発揮するなんてな。



俺とれんと親父の異性を惹き付けてしまう最強DNAを受け継いでいるからな。


天賦の才があるのかも知れないな。



ますます将来が心配になってきたよ……
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