俺様+妹=切ない
『おめえは、29歳美人……
いや、35歳美人教師じゃねぇか』



「リアルに年齢を加算しなくてイイの。
酷いじゃない!
一番最初に登場した私を忘れるなんて!!」



『ワリイワリイ。
おめえには色々と世話になったよな。
ところで妹子には名前を付けてもらえたのか?』



「付けてもらえる訳ないじゃない!!
アタシSideを作るぐらいサービスしなさいよ。
まぁ、いいわ。
れお君、結婚おめでとう」



『ありがとな』


「あ、言っときますけど、れお君に未練なんかないわよ。
今、素敵な王子様を見つけちゃった♪♪♪」



実は隠れファンの多い彼女は、にいやに抱きついた。



「大変申し訳ございませんが、私には心に決めた方がいますので」



「ちょっと!
最後の最後まで何この酷い扱い!!
妹子のバーカー
私がいたから、れお君のパパ……」



ははは。
やっぱりな。



素敵な王子様が現れたか。



良かったな。
じいや。



でも、おめえのおかげで親父が助けに来てくれた訳だし、影のMVPだよ。
感謝してるぜ。




「あっ、ママだ♪♪」
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