「君。」
「君。」
「牧野~!生徒会の鈴木が放課後生徒会室でまってるって顔赤くしてたぜー?告白とか羨ましー!」
クラスメイトたちが冷やかしてくる。
俺の名前……
牧野 聖 マキノヒジリ
「あー?英語のプリントで忙しい」
「何でだよ~美人さんだったぞ~」
「行ってやれよ~イケメン君!!」
こいつらはただ単に俺が生徒会の鈴木"を振るのが見たいだけなんじゃね?
「今日は用事あんだよバーカ」
聖は左手をフラフラと降った
「ギャハハ~聖君よーうらやましいなーその余裕」
「んじゃ俺が聖の代わりいっていー?」
朝からクラス中の視線をあびる聖……
男子は悪フザケ
女子はひやかし
「んじゃ行けば~」
流す聖
かねがなる……