私の秘密の旦那様
「秋本さん」

「あ、中島君。
   なぁに?

あと同級生だしクラスメイトだし、
席だって隣りなんだから渚で良いよ?」


話しかけて来たのは
私の隣りの席の
中島翔也(ナカジマショウヤ)君。

成績もよくてスポーツもできて優しいから男子にも女子にも人気者。

「あ…じゃあ…

渚ちゃん、

俺なんかがでしゃばっていいのか分かんないんだけど……

最近、変だよな。

なんかあったのか?」


渚…誰と話してるんだ?


あれは…俺のクラスの生徒の………

   中島翔也…


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