私の秘密の旦那様
なにあの自信たっぷりな俺様で意地悪そうな笑顔…。
学校の様子と全く違う。


ムカつくけど…
カッコよすぎて言い返せないじゃん!

でも幸せ…………。
だって、無理だと思ってた大好きだった人に告白されて…

お見合いだから婚約して。

「渚?もう今さっき婚約したんだから先生じゃなくて優く…」

「優也と呼んで下さい!おばさん」


「…じゃあ、優也///」

「なに?渚」

名前を呼んだら、名前の通り優しい表情をしている彼がいる。


「だけど…高校卒業するまでは、今の名字の方がいいですよね?」

「あぁ―…そうだな、

俺はバレても構わねぇが渚は生徒だし、バレると厄介だしな。」

「…でも、優也。」

「なんだよ母さん。」

「今あなたが住んで居る大きなマンションに渚ちゃんも同居するのよね?」

「当たり前だ。」

ハァ?聞いてないし!
私、先生と一緒に暮らすの?

「籍は入れたら?
バレた時の予防線として。」

…なんの予防線か、
私には全く分かんないんですが。

「ん、まぁ近いうちにな。」

とりあえず、
私は先生と毎日ほとんどずっと一緒ってことだよね?

私、先生と…いや、優也と二人暮らしするんだよね。


なんか、ワクワクしてきちゃった!
少女漫画にあるセンセイと生徒の恋愛って、すごく
憧れていたんだもん!

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