私の秘密の旦那様

…転校生にバレた

「…ゆう、やぁー」

助けて…優也…!
助けて優也…怖いよ…

「渚!!もう大丈夫だからな。

お前………中村!」

「……あれ?横峰先生じゃないですか。
なんの用ですか?

あと、何ナギのこと
“渚”だなんて
呼び捨てで呼んでるんですか。」

「…優也…グス…ヒック…」

ヤバい……
もう涙、我慢出来ないよ……。

「おいで、渚」

そう言いながら
優也は優しく微笑みながら、両腕を開いて“早くおいで”って言っているみたい。

「行くな!
…行くなよナギ!」

「ごめんなさい…。
今の真ちゃんは…………すごく怖いの。

それに…私は………
優也が好きなの…!」

「中村、渚は俺の
大事な女だ。手は出すな。

相手が誰であろうと渚に手を出すものは俺が許さない…。」

「フッ……(笑)

先生…?あんたは
教師ですよ?
きょ・う・し。
教育者が生徒に手をだしていいんですか…?

そんな事が許されると思っていますか?」

「…確かに。
俺は………教師だ。

でも、渚を愛してる。
渚を大切にでき守れる自信はある。


バラしたいならバラせばいい…。」

「…真ちゃん、
私はもう真ちゃんの彼女じゃないよ。

私はもう優也の彼女……ううん、
婚約者なの…!」

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