私の秘密の旦那様

友達

「…うー…痛い。」

「だ、大丈夫か?渚
やっぱり痛いかぁ…。」
朝起きてからずっとこの調子……。
初めてだって言ってたしな…。

「…な、なんとか。」
  本当は、嘘。

本当は立ってるのも辛い。
でも…優也に言うと心配するからナイショ。

「もう時間なんだけど…」

「本当だ!
いってきまーす」



「ナギ―」

「あ、真ちゃん。
オハヨー」

「どうした?
なんか、暗いけど」

「ん…ちょっと…
……腰を少し痛めて…重い買い物袋の持ちすぎ、かな?」

少し無理に近い言い訳。

「大丈夫!?
無理すんなよ…?

もし荷物多くてアイツいなければ
俺を頼れよ?」

あ、以外に納得した系ですか。よかったぁ

「うん…まぁ…ありがとう」


これは…痛いけど
この痛みは嬉しい痛みでもあるから…

なんていうのはみんなにナイショ(笑)

そのまたナイショっていうのもまたいいんだよねぇ―…。

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