私の秘密の旦那様

学校

「ぎさ………な…さ………………………渚!」

「ん―………あともうちょっと…」

「あと少し寝かせてやりたいにはやりたいが…………お前、遅刻するぞ?」

「え…?ちこくぅ…?ちこく…チコク…
…遅刻…!?…あ"―!」

「…朝ご飯はもう俺が作って出来てるから
ちゃんと食べるんだぞ。」

はぁ…せっかく今度は私がご飯作ろうと
思ったのにまたやってもらっちゃった…。

朝はどうも弱いんだよね…。


……っていうか優也どこか出かけるの?


「優也、どこに行くの?」

「…ハァ。君の担任の先生は誰だっけ?


学校。…渚、今日は何曜日?」

そうだった。今日は学校だ。そして優也は担任の先生だから優也も学校だ。
あぁー…そうだぁー。


「あ、ごめんごめん!気をつけてね~。
ま、あとで会えるけど。」

「おう。渚も気をつけてな。なんかあったら直ぐ俺の携帯鳴らせよ。」


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