5♂×♀~狼と兎~
ヤバい…
外見だけでも滅茶すごいけど…
中まですごい……
「歩ちゃん?」
「ハイ!!!
なんでゴさいマすカ!!!!!!」
緊張のあまり
変なことを言ってしまった…
「どうしたのぉ?」
空が顔を覗き込んできた
「いやなんでもないの」
話をそらさなくちゃ;
そうだ!
「ねぇ!空くん
このツボ高そうだけど何円??」
「???」
うぅ…この間がくるしい;
「え~とねぇ*やすいょ*
250万円☆」
え…
こんなツボが…
やっぱり有り得ない……
「「総にぃ、
歩ちゃん来てんなら早く呼べよ」」
階段から
二人の少年が降りてきた
顔が似ていて息がピッタリだ
「光ちゃん!明ちゃん!」
空がそうよんだ
‥‥‥‥
どっちが明くん?
どっちが光くん?
「「こんにちはぁ~」」俺が光で」俺が明ね!」ヨロシクゥ~」」
左側が光くん
右側が明くん
・
・
・
・
覚えた!!!
「ヨロシクね!」
二人のがニヤリと笑った…
「ここで!第一回
『どっちが光かな?
どっちが明かな』
ゲ―――――ム!!!!」
私は目が点になった…
二人は気にせず
両手を繋いでグルグル回った
どんどん加速していく…
ぐるんぐるん
ぐるんぐるん
ピタッといきなり止まった…
「「さぁ!どっちが明だ!!!」」
鏡に写ったように
同じポーズをとっている…
「明くんは……」