俺様男に用心を!?
「で?なに?」
あたしは2人の間を割って、城山に言う。
「え?」
「用があったから話しかけたんでしょ?」
「あ〜…うん?」
……なんでいきなり疑問系?
「どうしたの?」
「ちょっと……、2人で話せないかな?松原さん。」
そう言って、ニッコリ笑う奴。
その笑顔……、ヤメてほしいんですけど。
「なんで」
「いーじゃんっ、話してきなよっ!あたし、先帰るし!」
「え、ちょっ……」
「ばいばいっ。」
そう言って走り去っていったミナミ。
教室には、あたしと、奴。