旦那様は社長
お互いの気持ちを伝え合った日から、あたしたちの間にもある変化が。
夜は社長の部屋で、ベッドで2人で抱きしめ合って眠るようになった。
だけど、それに不満を感じている人がいる。
「……生きてる心地がしない」
あたしの身体を胸に抱き寄せ、髪を撫でる社長が溜め息混じりに呟く。
社長はこうやって髪を撫でるのが好きなのかな。
「ふふッ。どうして?あたしが側にいるのに」
理由は分かっているけれど、社長をイジメたくなった。
「だからだろ」
「意味が分からないけど?」