旦那様は社長

いつの間にかあたしの腕は、無意識のうちに社長の首に……。


朦朧とする意識の中、社長があたしの太股に手を触れた時、


「〜~♪」


突然社長の携帯が鳴り、あたしは我に返った。


「「……」」


しばらく見つめ合う2人。


お互い今のこの状況を把握できていなかった。


どんなキワどい体勢をしているのか。


今この状況を誰かに目撃されたら、どんな誤魔化しだって通用しない。


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