【探偵ピート・ジャンセン】
翌朝、
まず二人は電器店へ
向かった。
ターニャが倉庫に潜入した時
散弾銃と共にトランクに
積んでいた
もう一つのものとは、
倉庫内でヴァンパイア達に
照射されていたライトと同様の
小型の紫外線照射器であった。
紫外線の率を更に上げる為に
部品を揃えに来たのだ。
ボルドーワインは
ピートが単独で農場に
足を運び、樽で購入した。
散弾銃では次の弾が
発射されるまでに
時間が掛かる為、
ピートが以前、関わった
裏の情報屋から入手経路を
聞き出し、闇のルートで、
気は進まなかったものの
サブマシンガンを購入した。
こうして毎日、
コツコツと地味な
作業が続いていた。
ターニャは、その後も
夜に怯えていたが、
ピートの存在がそれを
和らげていた。