ROSE
コンコン
「どうぞ―」
「「失礼しまーす」」
「良く来たね、字音ちゃんと未沙ちゃん!」
『大輔さんが何で此処にいるの?』
大輔さんは親父のお兄さんなんだ!
「ん?僕ここの理事長なんだよ」
『え!?嘘――?』
「字音は聞いてなかったんだ!」
『うん、全然…』
「私も少ししか聞いてないんだ」
「じゃあ今から少しだけ学校の事説明するね」
「「うん」」
「此処は校舎が2つあるのは知ってるよね、3階で繋がってるから隣に行く時はそこを使ってね。」
『もう良いや』
「これだけ聞いて、左の建物の5階は生徒会の専用フロアーなんだ。入ったらだめだからね!」
『…分かった』
「もう良いね、あと字音ちゃんカラコン入れた方が良いよ」
『そっか、忘れてた』
親父に渡されてたんだった。そう言って私はカラコンをつけた