幼なじみのキス


あいさつをしてから、今日の予定を先生は話し始めた。


でも、だれも真面目に聞いてる人はいないけどね・・・。



あたしも話を聞かないで机に落書きしていた。



すると、いきなり教室の後ろのドアが勢いよく開いた。




「セーーーーーーーフ!!!」


そう言って1人の男の人が入ってきた。


「赤木、周りを見ろ周りを。」


「きゃはは!拓斗ウケるー!!」



1部の女子が騒ぐ。


「げっ!ハゲンチョいるじゃん!」


「コラ、赤木。先生に向かってー。」


それでも、先生はそんなに怒ってない・・・

というか呆れてる・・・。


「ごめんね?ハゲンチョ♪」


その人は寝ぐせだらけの頭をクシャクシャにしながらあたしの隣まで来た。



「拓、また遅刻じゃん!」

「だってよぉー、朝起きれねぇーんだもん。」

そして、その人はあたしの隣に座った。



この人は、赤木 拓斗(あかき たくと)。


拓斗とは、中学生の時からの友達!

クラスのムードメーカーで、かなり人気者。

いつも赤いエクステをしてる。


しかも、かなりカッコいい!!


昔から超モテる!


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