幼なじみのキス


「ふふふぅ♪」



拓の顔をみて勝手に満足したあたしは、ヒマになった。


なんとなく外を見ると、どこかのクラスが体育をしていた。




「あ・・・・。」

その中に健の姿があった。




よく見ると走り高跳びの授業らしい。





ガタン、ガタン、と次々にバーが落る。



「あんなに高いの跳べる人いないでしょ。」


そんな事を1人でブツブツ言っていると、健が跳ぶ番になった。





ピッ!!

先生の短い笛がなると同時に、健が走りがした。





フワっ―――――



「わ・・・。」





健は誰も跳べなかった高さを軽々と跳んだ。


しかもまだまだ余裕があった。



す・・・・すご・・・。




健ってこんなにすごい子だったっけ・・・?




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