幼なじみのキス
それから、あたし達はいろんな話をしてから屋上を後にした。
そして午後の授業は拓と一緒に熟睡した・・・。
放課後・・・拓とあたしで職員室に呼び出されたのは千夏だけが知っている。
「あぁーーーーーー!!拓のせいであたしまで怒られたじゃんっ!」
「なんで俺のせい!?」
結局、ずーと説教されて周りには生徒が誰もいなかった。
「もう暗いから送ってくー。」
そう言って拓は自分の自転車を引いてきた。
「でも・・・拓の家って真逆じゃん。」
「いいのっ!早く後ろ乗れ!」
拓はあたしの腕を引っ張った。
あたしはされるがままに自転車の後ろに乗った。
「よーし!捕まってろよ?」
そして、拓はあたしの腕を自分の腰に捕まらせた。
「ちょっとー!そんなにスピード出さないでよ?」
そんなあたしの声は拓に聞こえてなかったらしく・・・・
ものすごい速さで漕ぎ出した。