泡夏

不意に視線があった。


その時


予感した。



何かが変わるって。





仮面の俺を変えてくれるって。












「あの~
貴樹先輩?」



茶髪のオンナが返事を聞きたそうに
話しかけてきた。



うっせなァ




俺は渋々視線を茶髪に戻した。


「君達、名前なんていうの?」


茶髪に聞いた。



ホントは
後ろのあの子の名前しか興味がなかったが。









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