泡夏

「おい、貴樹

なんか答えてやれよ」

つるみ仲間の中の一人の彼方の声に
俺はハッとした。




「みんなで行くってこと?

おい、おまえらイイよな?」



「え・・・」


「楽しみにしてるよ」



明らか、明菜は俺と二人で行きたそうだったが、

俺は気づかないフリをした。




俺はチラっと美月にをみたが、
彼女はうつむいていたので、
顔を見る事はかなわなかった。












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