泡夏
シフトの時間が終わって帰ろうとすると、秋兄さんが送っていくよと言い出した。
「店長がそんな事いってていいんですかぁ?」
どこまでも私に甘い秋兄さんをからかってみた。
「まかせる奴に店のこと頼んだからいいんだよ。
それに久ぶりに叔母さんにも顔出さないとね」
ムッと口を尖らせて言う秋兄さんは可愛くて大好きだ。
「ありがと★」
私は秋兄さんの腕に自分の腕を絡ませた。
私は身長が女にしては高めなのでこれを無理なくできるのは180cmある秋兄さんぐらいしかいなのだ。
それが嬉しくて秋兄さんと歩く時はたいていこうしている。