泡夏
読んだ瞬間、私は彼によって抱きしめられた。
突然のことに私の頭は真っ白になった。
彼が私を抱きしめたことにより、彼の手が目からはなれ、視界がクリアになった瞬間、私は彼の肩越しから、空に上がる花火の光を見た。
ヒューーーー
「俺、美月のこと好きだ」
ドンッ
花火が空一面に咲き誇った。
今、彼はなんて言った・・・?
私はその一発目から次々とあがる花火を見つめながら私は呆然とした。
「好きだ。最初に美月を見たときから恋に落ちていた。美月、愛してるんだよっ!!」
さらに彼は私を強く抱きしめた。