ラブ ピース ラブ

次の日から毎日、ゆうじと顔を合わせるのがつらかった。
告白されて、自分も好きだとか言っちゃって。
最後には１週間も経ってないのにさようなら。

自分はなんてひどいことをしたのだろう。

当時、そんなことこれっぽっちも思わなかった。
付き合うとか別れるとか、すごく簡単なんだ。
そうとしか思ってなかった。
まさか後に自分がこんな苦しい想いをするなんて…。

付き合っていた１週間は会うのが嬉しかったせいか、会う回数を少なく感じていたけど、別れたとたんこんなに会う回数を多く感じるなんて。
会うたびに罪悪感が募っていく。

ゆうじを紹介してくれた男友達には、色々言われた。

「なんでゆうじ振ったんだよ。お前好きじゃなかったのかよ?なんでそんな平然としてんだよ…っ!!ゆうじ…ものすごくへこんでるぞ。ホント…最低だよ」

ショックだった。
ただただ、ショックだった。
自分がこんなに人を傷付けたなんて。
でも、仕方なかった。
他に好きな人がいながら、違う人とは…付き合えないよ。

でも言い訳はしなかった。
悪いのは全部、あたしなんだから。