僕らの、
「…住所って…ここ……だよね…?」
ついたのは、普通より若干豪華な一軒家。
てっきり、スタジオとかでセッションするのかと思ってたのに…
「…どうして私は、“宮内”さんの家に来てるの…?」
どうしよう
え、ここで合ってるんだよね!?
と、とりあえず、マネージャーさんに電話しよう!!
『もしもし?どないしたリッちゃん?住所分からんか?』
「いやあの…、多分、住所間違えたかもしれません……。“宮内”って人のお家に着いちゃって…」
『え…?ああ、合っとるで!俺の家やねん!!』
「え、ええ!?」
ちょっと待っとってな、と言葉を残して電話を切ったマネージャーさん。
しばらくすると、宮内さんの家のドアが開いた。
でてきたのは、マネージャーさん。
「すまんなあ、俺だけ自己紹介してへんだわ!俺の名前は宮内信吾。さあ、入って!」
「あ…おじゃまします…」