―愛束縛―
―愛する幸せ 愛される幸せ―
アタシが太一にプロポーズをしてから 一ヵ月が経っていた
アタシは バイトを始めだした
新聞配達のバイトだ
毎朝4時頃には新聞屋に行き 新聞を配り 終えると 太一の家の家事を手伝う
太一はアタシがプロポーズしてからも 何一つ変わらない
愛されている
愛される事がこんなに温かくて こんなに心地よいものなのだと 初めて知った
プロポーズはしたものの 結婚式の日にちも入籍する事も まだ何も決まってはいない
だけど 太一はゆっくりでイイと言ってくれる
愛してる
太一を愛してる