―愛束縛―
「赤ちゃん順調に育ってますよ」
お母さんのように優しく言う 産婦人科の先生
「先生 どっちかな?男の子かな女の子かな? 俺的には男の子が良いんだけど…
まっ!元気ならどっちでも良い」
はしゃぐ太一
「まだ気が早いよ まだ4ヵ月だよ」
「4ヵ月じゃ 分かんないのか~ 楽しみだ」
子どもみたいに無邪気にはしゃぐ
「子どもみたいだね」
アタシ達のやり取りに先生も苦笑ぎみ
「では また一ヵ月後ぐらいに来て下さい 予約を受付でして帰ってね」
「はい お世話になりました」
太一は病院の間でも ずっと手を繋いでいてくれていた