―愛束縛―


アタシは ベッドに腰を掛けた


拓海はアタシの前に立ち アタシの制服を脱がせた

アタシは まるで着せ替え人形みたいに脱がせられ 手を引かれ浴室に連れていかれた


アタシは変わらず 人形のように突っ立ったまま されるがままだった


「鈴 脱がして…」


アタシは言われるがまま 拓海の服を脱がす

拓海の右肩にはアタシの名前のタトゥが 彫られていた


アタシはそのタトゥにkissをする


「他の女 抱けないね」


「鈴以外 抱きたくない」


拓海はアタシの身体をすみずみまで キレイに洗う

優しく丁寧に


たまに アタシの身体に“食べちゃいたい”と言って 歯を立てる


SEXの間 いつも拓海はアタシの名前を何度も呼ぶ

たまに“うるさい”って言いたくなるぐらい

 「気持ちイイ?」

静かに吐息をたて 額に滲んだ汗を拭きながら アタシに聞く


「…うん」




アタシは 今までSEXを気持ちが良いと思った事は 1度もなかった

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